晩御飯前、ローテーブルにスマホを置いてYouTubeを見ていた息子。
「もうすぐご飯だから、机の上を片づけておいて」
と声をかけると、スマホを乱暴に机から落とした。
そして、その状態にしたまま漫画を読んでいた。
その行為に私が怒り、「乱暴に扱うならもう使わないで」と息子に言い、結果的に一週間スマホ禁止を言い渡した。
私が怒った後、息子は何度も大泣きしながら「スマホ返して」と言ってきた。
ご飯を食べることが大好きなのに、ご飯に手を付けずに何度も懇願してきた。
それでも私は、スマホを返さなかった。
そして、しばらくすると泣き止んで、「一週間、スマホを見ないことにする」と息子が言った。
彼なりに、気持ちにふんぎりをつけたような様子だった。
私の中では、この後、スマホ禁止期間について交渉が始まるかと思っていた。
一週間は長すぎるから、3日とか4日とかに短くするのが落としどころかなぁと思っていた。
なので、息子がそれまでの態度を一変して、すっぱりと一週間の期間を受け入れたことに驚いていた。
そして、厳しかっただろうか?と罪悪感も出てきた。
島村華子さんの本『 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』に紹介されている「無条件子育ての5つの原則」の4番目に「子どもへの要求を考え直してみる」というのがあります。
無条件子育てとは、『行動の良し悪しにかかわらず愛情を注ぎ、子どもの気持ちに寄り添う。』という意味で書かれています。
【子どもへの要求を考え直してみる】
・まず、年齢によってできることとできないことがあることを知る。
・こちらの要求が、子どもの成長段階に合わない場合は、要求しないことが重要。
・大人の都合を押し付けていないか要チェック。
・子どもにとって、必要なことは何かを問い直してみる。
今回のスマホの件では、こどもの成長段階に合わないことを怒ったのかな、と思います。
そもそも、怒る必要があったのだろうか。
①乱暴に扱うと壊れてしまうかもしれないこと。
②乱暴に扱われると、悲しい気持ちになること。
息子に伝えたかったことは、この2点だったのだけれど、私の怒りが大きくて、十分に伝わっていない気がします。
怒られると恐怖が先にきて、話が入っていないかもしれません。
『 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』に「好ましくない行動の理由を説明する」方法が書かれています。
その説明よりも、怒りを優先していたと反省します。
スマホ禁止にすることで、結局、力でねじ伏せたようなものかもしれません。
叱り方に関して、すくすく子育てからヒントになるようなページを見つけました。こちら。
何よりも冷静さが私には必要です。
怒りをぶつけるのではなく、彼に何を伝えるべきかを選択する。
カッとなるとすぐ忘れてしまうのですが、その都度、反省して、カッとせずいったん冷静になるクセをつける必要があると感じました。
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