
マレーシアにきて8年で子どもはどう変わったか (サウスイーストプレス)
以前、記事にした『日本人は「やめる練習」がたりてない』の続編ともいえるこちらの本。

この本の中で、私が最も参考になったのは、本の主人公ともいえる息子さんへのインタビュー。
マレーシアの教育を受けてきた当事者(子ども)の考えを知れるのって、興味深いです。
子どものことを考えて、親はあれこれ悩み、選択します。
当の本人はどう思っているのか?この選択で良かったのか?親としては気になるところ。
親の願いって、いろいろあると思うけど、根っこは「子どもに幸せになってほしい」じゃないでしょうか。シンプルに。
インタビュー引用集
学びを選択することについて。
親 が 強制 し て 失敗 し て 恨ま れる より、 子ども が 自分 で 選択 し て 失敗 し た 方 が マシ だ と 思う。
私は子どもに学校選びの選択をさせると、責任を負わすのが可哀そうかなと思っていました。
もちろん、自分で失敗した方がマシというのは、誰もが思えることじゃないかもしれませんが、「子どもを信じる」勇気も必要だなと思わされました。
英語を習って良かったことについて。
日本語 に 比べ たら、 ユーザー が 100 対 1 くらいの 割合 だ から、 インターネット の 情報 も 格段 に 多い。
日本語と英語での情報量の差って100対1なんですって!!
いや、圧倒的に違うだろうなと思っていたけれど、数字で表されるとリアリティーあります。
いや、ほんと英語って必須。
「もっと知りたい!」と思うことがあれば、英語は便利なツールになりますよね。世界の広がり方が違うはず!
我が家の英語教育についての記事です。

どうせ 何 が 好き か 分から ない から、 特に 学校 は 選ば ず、 その 辺 に ある 適当 な 学校 に 入れ て、 子ども が 楽し ん で たら そのまま に し て おく かな。楽し ん で なけれ ば 転校 を 繰り返す と 思う。 子ども が 何 に 向い てる か なんて わかり よう が ない からね。
ここ、ほんと言われたらその通り!
ものすごく腑に落ちました。
親が良さそう♪と思っても、子どもがそう思うかは別問題。
まさに今の我が家の現状です。
わが子の幼稚園をこのまま通わせるのか、転園させようか悩んでいる最中でして。
子どもが楽しそうなのか、楽しくなさそうなのか。
そこが「軸」。
でもね、親から見ると、その軸がはっきりとわからないんです。
楽しそうな日もあるし、行きたがらない日もあるし。
どっちやー!と。
ただ、わが子は幼稚園に求める条件をハッキリ主張しました。
「人が少なくて、敷地の広い幼稚園が良い」
彼は、年少は、園児が少なく、敷地の広い幼稚園で過ごし、
今の年中は、園児が多く、敷地の狭い幼稚園に通っています。
息子は、思いっ切り園庭を走り回りたいのですが、狭いからそれができない。
そして、子どもの数の多さゆえの人間関係から困ることもたまにあるみたいで。
「幼稚園、辞めてもいいんだよ」と言っても、「やめたくない」と言いいます。
白黒はっきりつけたい性分の私には、さっぱりわからない心理です。
我が子とはいえ、別人格なんだなと、実感させられます。
でも、彼は2パターンの幼稚園を経験したからこそ、自分の望みに気づけたのかなとも思います。
そこで、先日、ちょっと試しに、彼が主張したような、園児少なめ、園庭広めの幼稚園の見学へ行ってきました。
そうしたら、「明日からここに通う!」と言い出しました。
親としては、通い出しても期待通り楽しめる場所じゃなかったら・・・なんて思ってしまいます。
そんな私なので、この本を読んで、気持ちが楽になったんです。
引用した彼の言葉が私を励ましてくれます。
「子どもに任す」ことも必要なのかもって思わせてくれます。
ハプニングも楽しむしかない!
Z会プログラミング