私は二番目の女
私は二番目でした。
息子の好きな人ランキングの話です。
母親って無条件に一番好きな相手なのかと思ってましたよ。
どんなに怒ろうが怒鳴ろうが、一番長くそばにいるのは私。
寝かしつけもお風呂も一緒に入る仲。
なのに、二番目なんだ。。。
ちなみに一番は「パパと弟」だそうで。
一番になれない理由
なぜ私が一番になれないか、聞いてみた。
「怒って怖いから」
そうか。。
それは仕方ない。
が!!!
怒りたくて怒ってるわけじゃなーい!
私だってニコニコで過ごしたいよぉぉ。
でも、無理だ。
しょっちゅう子どもたちの要求に応え、自分のしたいこともできず、イライラしてしまう〜。
でも、こんな自分でいたいわけじゃない。
助けを求めるようにこの本を手にとった。
『怒らない子育て』
書道家の武田双雲さんの本です。
武田双雲さんは、ポジティブで有名な方のようです。
ラジオでお話されてるのを聞いたことがありますが、柔らかい雰囲気の方だなぁと思いました。
つい口出ししてしまう、怒ってしまうのは、「我が子を立派に育ててねばと思う責任感から」とあります。
私の場合、「ちゃんとしてほしい」という想いが強いです。
遊んだら遊びっぱなしで、部屋をおもちゃで足のふみ場もないほど溢れてるのに、違う遊びをするためにまたおもちゃを広げようとすると、もう、
きーーーーーー!!!
となります。
『怒らない子育て』の本の中に、このイライラや怒りを掘り下げて考えてみることが鍵だと書かれてあります。
私の怒りの根っこにある不安の正体を把握することがまず大事だということです。
私の「ちゃんと片付けてほしい」という気持ちの中に、私から巣立ったときちゃんと生活できるようになって欲しいという想いがあると気が付きました。
落ち着いて考えてみると、息子はまだ5歳でまだまだ独り立ちには時間がある。
今、完璧にできなくても焦る必要はないんじゃない?
それにガミガミ怒ってても、まったく伝わらないとも書かれてあります。
まずは話を聞いてもらえる場作りが大切だと。
これってすぐカッとなる私にとっては、かーーなーーりーー忍耐のいることです。
だけど、急に野球が上手くならないように、子育ても練習をしないと上手くならない。
『怒らない子育て』を目指しつつ、怒る時もあっていいじゃない。
そんなことを武田双雲さんは仰ってます。
二番目で良い
息子の好きな人ランキングが二番目なのは、ショックもあったけど、人の感情は強制できません。
「親を好きでいなくちゃならない」と子どもにも思わせるのは、呪縛をかけるようなもの。
私自身がその呪縛で苦しんでいました。
息子には素直に思ってもらいたい。
「二番目だよ」
と言えることにむしろ安心する部分もあります。
自分の気持ちに嘘をつくことって苦しいです。
そうだ、私は我が子に苦しみを与える存在にはなりたくない。
そして好かれたい。(笑)
ご機嫌取りはしないけど、親子といえども一つの人間関係。
私自身も伝え方や、子を待つこと、信じること、そういったことを意識しないといけないはず。
子どもがやること(やらかすこと)に自分がどう反応するか。
まずは何よりも自分を見直す必要がある。
『怒らない子育て』は、大きなきっかけを与えてくれました。
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