子どもがおもちゃの片付けをするって、なかなかハードルの高いことのようです。
どんなにおもちゃで足の踏み場がなくなろうとも、うちの子は「片付けよう」という気持ちにならないようです。
たまらず私が、

も~!いいかげん片付けてよ!!
と、怒り口調で言っても、子どもたちには響きません。
言っても全然片付けようとしない様子にイライラして、ついには、

片付けないなら没収するよ!!
と言うと、逆に子どもが「なんでそんなことするんだ!」と怒りだして、片付けどころではなくなり、親も子どもも嫌な気持ちになることが多々ありました。
しかも、「没収する」ってはっきり言って「脅し」だし、良いやり方ではないよな・・・とわかっていても、イライラが頂点に達すると言ってしまうことがありました。
子どもが自分で片付けだす魔法の言葉
ある日、子どもが、おもちゃが散らかっているのに、テレビが見たいと言い出したので、「新しいことをするときは、今まで遊んでいたものを片付ける」ように言いました。(我が家の片付けルールです)
しかし、いつものように、「片付けたくない~、めんだくさい~」と言ってくる子ども。
ふと、こんなことを思いついて言ってみました。
時間制限をする

60秒だけ片付けてよ。60秒たったら止めていいから。
すると、意外にも子どもは「わかった!」と言って、やる気満々に片付けを始めました!
私が「いーち、にーい、さーん、しーい、・・・・」と数えている間、子どもは急いで片付けをしています。
しかも!!!
60秒を数え終わった後も、微妙に残ったおもちゃが気になるのか、全部片づけてしまいました!!
ちょっとしたゲームと感じたのか、時間と競うように片付けします。
この時間制限をして行動を促す言葉がけが、子どもの心にヒットしたようです!
【片付け】に良いイメージを持たせる
そしてとどめの一言!

部屋がきれいになっていい気持ち♪
片付けるって気持ちいいね~♪
これです。
イヤイヤ片付けさせたり、怒りながら促したりすると、「片付け=嫌なこと」というイメージがついてしまいます。
ですので、「片付け=気持ちいいこと」というイメージを持ってもらうため、「片付いた部屋って最高!!」の気持ちを込めて「片付けすると気持ちが良いね~♪」ということを言います。
すると、子どもも「すっきりしていいね!」なんて言ってきたりして、今までと真逆の反応をしました。
今までのバトルはなんだったんだ・・・。
この効果がいつまで続くかはわかりませんが、今のところ子どもは片付け言葉の魔法にかかっています。(笑)
お互いが気持ち良く過ごせるよう、ちょっとした工夫をしながら良い親子関係を築きたいものです。
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